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「ガラス」
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とつとつと戦争語るラムネ玉 |
早川節子 |
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嘘一つワイングラスの底に埋め |
沢田正司 |
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老々介護ガラスの脆さ抱いている |
武藤敏子 |
「ガラス」
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ドラマ百態高層ビルの窓あかり |
佐々木孝子 |
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頂点の椅子はガラスで出来ている |
島津敏子 |
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強化ガラスにしたい平和もわたくしも |
あだちのどか |
「濡れる」
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哀しみに濡れ一本の棒となる |
板橋柳子 |
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家族葬にしましたハガキ濡れて着く |
武藤敏子 |
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濡れるのも命懸けだと笑う海女 |
小田善作 |
「濡れる」
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土砂降りへママを待てずに駆け出す子 |
竹平和枝 |
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しっぽりと濡れる宇宙の片すみで |
加藤田鶴子 |
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やさしさに最後は泣いたいじめっ子 |
木村英昭 |
「冴える」
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耳冴えて進軍ラッパだけ拾う |
岡戸君江 |
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バリトンの冴えてコールが鳴りやまぬ |
中川洋子 |
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人間の森で冴えてる電子辞書 |
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「冴える」
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月冴えてわたしに守るものがある |
住田勢津子 |
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冴える日は一円玉を使います |
稲垣康江 |
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一杯でさえ三杯で愚痴になる |
平松由美江 |
「蛇行」
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蛇行から拾う辞書にはない言葉 |
佐藤文子 |
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戦争は嫌だとデモは蛇行する |
丸山進 |
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スピーチの蛇行に沸いた披露宴 |
武藤敏子 |
| 「蛇行」 |
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人は皆愚か蛇行の歴史編む |
時任敏子 |
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難民のうねり黙って見逃せぬ |
佐竹マスお |
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蛇行を許す青春の一ページ |
浅井典子 |
「鮮やか」(事前投句)
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閃光が走るあの日を凍らせて |
あだちのどか |
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タッチアウトホームベースの土が舞う |
川瀬秋広 |
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入魂の竹刀一閃面を撃つ |
細沢東風 |