歴史と伝統の中日川柳会の秀句

第136回 中部地区川柳大会(誌上)入選句
「 説 」 山下 吉宣 選
説明がほしい紙切れ風に舞う鈴木千代見
色褪せた説をまげない木綿針鬼頭 照苑
都合良い仮説が分母夏の恋前田ゆうこ
「 説 」 原田 多喜 選
前進へ異説とり入れ太い縄荒川 照美
蒼穹のペンへ男は飾らない板橋 柳子
反核を説く地球が消えぬように説く齋藤由紀子
「曲がる」 青砥たか子 選
ハナエモリ着ていた頃は曲線美川村冨喜子
神木は伐れぬやむなく曲がる道橋倉久美子
助手席で右へ左へ曲がる指示井田しのぶ
「曲がる」 梶田 隆男 選
羊腸の坂で拾った父の戒佐藤 文子
回顧録あの日曲がった角に立つ光崎 勇作
プリズムの屈折愛は陽炎か松原ヒロ子
「あやふや」 安西 廣恭 選
平和とは海に浮かんだ蜃気楼前田ゆうこ
年金がゆらぐ老後を思いやる加藤 由美
答え出ぬいつもあやふや核抑止髙橋くるみ
「あやふや」 加藤田鶴子 選
AIに無いのは人のあいまいさ市川  博
曖昧な情報傘が開かない浅井 典子
不条理が溢れ戦争のあやふや早川 節子
「ヒール」 大島 凪子 選
ジェンダーのヒールまだまだ小さき音鈴木かつえ
颯爽と地雷恐れぬハイヒール原  芳夫
ハイヒールで渡ってみたい虹の橋石川 典子
「ヒール」 荒川八洲雄 選
揺るぎない背骨よ百歳のヒール橋谷美恵子
大地踏むカカトは過去をふり向かぬ前田ゆうこ
子を抱けは母の踵はどっしりと朝岡えりか


















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