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「鉛筆」
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お互いに鉛筆で書く誓約書 |
高橋祐介 |
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樹海から出る鉛筆に火がついて |
水谷一舟 |
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鉛筆を噛んで男の海に出る |
鬼頭照苑 |
「鉛筆」
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鉛筆を削る命を削る音 |
鬼頭照苑 |
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鉛筆を酔わせあなたへ相聞歌 |
武藤敏子 |
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鉛筆の先から恋がほとばしる |
山田とく子 |
「響く」
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包装紙破ると響きだす軍靴 |
加藤自津夫 |
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地響きを立て直線をいく男 |
板橋柳子 |
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響き合うおはようパンは焼けている |
大野よね |
「響く」
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お財布にボディーブローの消費税 |
石川典子 |
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どん底に響くあなたの処方箋 |
荒川照美 |
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響き合う友と友と明日への夢紡ぐ |
松尾由美子 |
「素顔」
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お互いに仮面脱ごうよこの辺で |
赤星陽子 |
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荒波を蹴散らしいでよ無垢の顔 |
松尾由美子 |
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仮面脱ぎ素顔が眠る午前二時 |
早川節子 |
「素顔」
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お部屋ではどうぞ素直で両陛下 |
佐竹マスお |
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砂浜は海の素顔を語らない |
小川正塔 |
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産みおえた素顔母性に満ちている |
早川節子 |
| 「担ぐ」 |
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子が担ぐ未来に虹が立つように |
今村美根子 |
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担がれて担いで恙無いふたり |
原田多喜 |
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担がれてやるか可愛い孫のこと |
河合守 |
「担ぐ」
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担がれて嵐の海へ舟を出す |
佐藤文子 |
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担ぎ手が居ない悲しい屋台骨 |
時任敏子 |
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ジンクスを担ぐ右足から一歩 |
池田登茂子 |
| 「ベスト」(事前投句) |
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最良の波だ心の帆を上げる |
松原ヒロ子 |
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どの子にも百パーセント注ぐ愛 |
永井河太郎 |
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生きるとはベスト尽くした蝉の骸 |
松谷早苗 |